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7月に新たな記念日「中小企業の日」ができる?

関連イベント集中的に実施へ
 新たな記念日「中小企業の日」の制定日として、中小企業基本法の公布・施行日(7月20日)がある7月が有力視されている。経済産業省・中小企業庁は2018年5月に自民党の中小企業・小規模事業者政策調査会の提言を受け、中小企業の日の制定に向けて、検討を行ってきた。記念日を設け、中小企業に関連するイベントを集中的に実施することで、「日本経済において重要な役割を担う中小企業・小規模事業者の存在意義を世の中に広めていくのが狙い」(企業庁)。

 中小企業関係団体などに聞き取り調査を行ったところ、「夏祭りのある7、8月が良い。7月頃だと前年度事業の好事例が紹介できる」「中小企業基本法の公布・施行日がある7月に実施するのは良い」などといった声が寄せられた。

 また、年度末の3月や年度初めの4月は繁忙のため、関連イベントを開催するのは困難。団体の会員や商店街などを巻き込んで、広くイベントを実施するためには期間に幅を持たせて「中小企業月間」や「中小企業週間」とする方が対応しやすいという意見もあった。このほか、中小企業庁設置日(8月1日)がある8月なども候補に挙がっている。

 聞き取り調査は日本商工会議所や全国商工会連合会、自治体など970団体に回答を依頼し、443団体から回答があった。
日刊工業新聞2019年3月21日

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