福島・いわき市の廃校が工場に変身!

磐城高箸、地域の学校の存在価値を引き継ぐ

 磐城高箸(福島県いわき市、高橋正行社長、0246・65・0848)は、高級割り箸や鉛筆を一貫生産する工場を23日完工する。2014年に廃校となった小学校をいわき市から払い下げを受けて工場に改造、地元の森林を原料に高級木製品を製造する。新工場の稼働で、売上高4000万―5000万円を目指す。

 延べ床面積600平方メートルの建屋は廊下をつないで5教室と講堂からなる。教室を割り箸、鉛筆製造工場と商品保管所、事務所などとして活用するほか、サテライトオフィスも設けた。年40万―50万本の高級割り箸の生産に加え、3月からは独自開発した2種の切削加工機を導入し、鉛筆の生産を開始する。ヒノキの間伐材を原料に一貫生産する。日産5000本を計画。

 「割り箸と鉛筆を原木からワンストップで生産する工場は日本でここだけだろう。周辺の山の恵が高級割り箸、鉛筆につながる」(高橋社長)と自然豊かな周囲環境にマッチした木材加工工場に育成していく。「学校はそのまま保存し、工場の見学も自由に受け入れる。講堂は地元住民の集会場として活用、地域の学校の存在価値を引き継いでいく」(同)としている。

日刊工業新聞2019年2月21日

  

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