ペイペイ効果で恩恵を受けた銀行は?

連携強化で2018年度の新規開設口座数が30万超に

 ジャパンネット銀行の2018年度の新規開設口座数が、30万超となることが明らかになった。同行の口座数は今月、400万を突破。これまで年間約30万口座を新規に獲得してきたが、18年ヤフーの連結子会社となって以降、連携を強化。同じくヤフーが出資するスマートフォン決済のペイペイ(東京都千代田区)が打ち出す「100億円キャンペーン」を追い風に、新規口座の開設が加速している。

 ペイペイは18年12月、スマートフォン決済サービスで買い物をすると累計100億円分をポイントで還元する「100億円キャンペーン」を実施した。反響は大きく、当初19年3月までの予定をわずか10日で打ち切った。

 ペイペイとの連携で、ジャパンネット銀行だけが翌日払いを実施することもあり、「これまで多かったネット事業だけでなく、街の店舗などリアルな事業者からの新規口座開設の申し込みが増えている」(ジャパンネット銀行ヤフー事業部推進グループの南祐子部長代理)という。

 同行では、ペイペイが同キャンペーン第2弾を12日から始めると発表したことで、個人事業主や企業からの新規口座開設の申し込みが相次ぎ、人数を増やすなど対応に追われている。

 新規口座数について南氏は「第1弾の発表となった時と同じような勢いがある。前回のキャンペーンでは、通常の月と比べ企業・個人事業主といった法人向けが5倍、個人も3倍増えた」としている。

 第2弾は1回当たり支払額の上限を設定したことで、「よりリアルな店舗でペイペイの利用が増えることが見込まれる」(南氏)といい、新規口座数の獲得に寄与しそうだ。

日刊工業新聞2019年2月14日

  

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