ハイボール好きに朗報!キリンがウイスキー生産を強化

富士山麓は前年比23%増と好調、ただし「樽熟原酒50度」は販売終了・・・

 キリンビールは7日、100%出資子会社のキリンディスティラリー(梶尾伸明社長)が富士御殿場蒸溜所(写真、静岡県御殿場市)のウイスキー生産設備を増強すると発表した。国内でハイボール人気によりウイスキーの原酒不足が深刻化しており、キリンも生産増強に踏み切る。投資額は約80億円で、2021年6月に稼働すれば樽熟成庫の保管能力を約2割、生産能力で約2倍に拡大する。

 増強内容は樽熟成庫のリニューアル・大型化で樽の保管能力を2割増やし約20万樽に引き上げる。また、発酵・蒸留設備で多様なモルトウイスキー原酒を製造するため、小型の発酵タンク4基、蒸留器2系列4基を新たに導入する。4月に着工する予定。

 キリングループでは5月に増強が完了する予定のキリンビール名古屋工場(愛知県清須市)以来の大型の設備投資になる。

 キリンの国産ウイスキー「富士山麓」ブランドの18年の販売は前年比23%増17万ケースと好調。ただウイスキー人気により原酒が不足し、「富士山麓 樽熟原酒50度」の販売は3月をめどに終了する。先行きも需要増が続くとみて生産増強を決めた。

日刊工業新聞2019年2月8日

  

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