『5G』で工場はどう変わる?デンソーなどが期待する実証実験の中身

生産ライン変更を柔軟に

 デンソーなど4者は29日、無線技術を使って産業用ロボットを制御する実証実験を始めたと発表した。高速・大容量の第5世代通信(5G)技術を利用して製造現場の大容量通信や効率化を目指す。

 他に参加したのは国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、KDDI、九州工業大学。工場内の有線回線を無線化することで製品の配置替えで起きる敷設作業をなくすほか、レイアウトを自由化できる。将来の人とロボットの共存実現を目指す。

 すでに九州工大で実証実験を始めており、2月18日からデンソー九州(北九州市八幡西区)に場所を移して2月末まで実験を続ける。デンソーは結果を精査して作業の効率化やロボット開発に、KDDIは5G評価につなげていく。総務省の5G総合実証試験として実施した。

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日刊工業新聞2019年1月30日掲載

梶原 洵子

梶原 洵子
01月30日
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産業用ロボットを使っている生産ラインの工程を変更する時、ロボットの配置変更に加え、ロボットを制御する回線の敷設工事やロボットの動作調整が必要なため、今は長時間工場を止める必要があります。発表資料によると、敷設工事がなくなることに加え、高精度な3次元センサーを導入してロボットの調整作業の省力化することも期待できるそうです。5G経由で、大量のセンサー情報を送れます。より柔軟な生産体制を組めるようになります。

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