ヤマハが狙う、西洋楽器で奏でるインド音楽の可能性

『次の中国』と呼べる有望な市場

 ヤマハの中田卓也社長は17日に浜松市内で会見し、インド事業を拡大する方針を明らかにした。1月にタミル・ナドゥ州に稼働した同社初の現地生産拠点を軸として、都市部の高所得者層向けに電子楽器などを提供。中田社長は「インドは『次の中国』と呼べる有望な市場。インド事業の売上高を、早期に現状比約2・5倍の100億円に引き上げたい」と強調した。

 新工場は現地の民族楽器の音色を内蔵したポータブルキーボードなどの電子楽器や、アコースティックギターが主な生産品目。同社初の製販一体工場として現地のニーズに迅速に応え、拡販につなげる。4月からは本格出荷を開始予定で、将来は中近東やアフリカへの輸出も予定する。

 映画産業が盛んなインドでは業務用音響機器の販売も伸びると読み、ブランドの浸透を目指す。さらに学校への器楽教育導入の推進も強化。民族音楽人気が根強いインドで、西洋楽器需要の創造を図る。

日刊工業新聞2019年1月18日掲載

梶原 洵子

梶原 洵子
01月22日
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インドは歌や踊りの好きな人が多いので、器楽教育が広がれば、かなりおもしろい市場になりそうです。全く別の製品ですが、カシオ計算機などが展開する関数電卓は欧米の学校教育に組み込まれているので、海外で底堅い需要があります。

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