夏涼しく冬暖かい工場向け遮熱工法、住宅もいかが?

宇都宮工業が市場開拓

 宇都宮工業(愛知県豊川市、土井昌司社長、0533・93・2626)は、遮熱材「リフレクティックス」を用いた遮熱工法で市場開拓する。従来の工場向けに加え、物流倉庫や公共施設、住宅向けで販路を築いて拡販する。2019年は18年のほぼ2倍となる10件程度の受注を見込む。

 同遮熱材はアルミニウム箔(はく)とポリエチレンを組み合わせたフィルム材。太陽光の電磁波から伝わる熱のうち最も割合の大きい輻射熱(ふくしゃねつ)の伝わりをアルミ箔で抑え、残りの伝導熱と対流熱の伝わりをポリエチレンで抑える。屋根裏に張ることで外からの熱の侵入を防いで屋内の熱を保ち、冬は暖かく、夏は涼しい環境ができる。

 同社はもともと同工法向けに作業効率化と負担軽減を図れる金物を供給していた。16年稼働の新本社工場に採用した結果、面積は約2倍に広げたが灯油使用量は約4割削減できた。

 夏に冷房なしで稼働した実績を受け、特に真夏の工場の作業環境改善などで需要が見込めるとして顧客を開拓することにした。現在主流の断熱材は輻射熱を遮断できないものもあるという。同遮熱工法の受注を増やせば、施工に用いる同社の金物の生産も拡大する。

 これまで約30社が同社で効果を体感し、自動車や工具、食品などの工場から受注した。今後はデベロッパーや設計事務所、ハウスメーカーなどに販路を築き、物流倉庫や住宅向けなどの用途を開拓する。

日刊工業新聞2019年1月18日

  

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