羽田空港を自動運転バスが走る、特有環境にどう対応?

ANAなどが25日まで実施

 全日本空輸(ANA)、SBドライブ(東京都港区)、NECなど6社は、羽田空港の制限区域内で自動運転バスの実証実験を25日まで実施する。航空機や特殊車両が走行する空港特有の環境下で、自動運転バスの走行に必要な環境整備などを検証するほか、実用化に向けた課題の抽出を行う。

 ANAなどのほか、愛知製鋼、先進モビリティ(東京都目黒区)、NIPPO(同中央区)が連携する。市販の小型バスをベースに先進モビリティが改造した自動運転バスを使用。制限区域内の片道約600メートルのルートで、羽田空港の第2ターミナル本館とサテライト(別棟)間を自動運転レベル3で往復する。

 走行ルートは実際に専用車両が乗客輸送や貨物運搬を行うルートであり、高い精度で車両位置を調整しながら走行することが求められる一方、周囲の遮蔽(しゃへい)物により全地球測位システム(GPS)の電波を取得できないエリアがある。このため走行ルートに沿って磁気マーカーを埋設し、車両の底部に設置した高感度磁気センサー(MIセンサー)で検知することで、GPSの電波が届かない環境でも安定的に車両位置を自動調整するようにする。

 使用する磁気マーカーは新規開発の無線識別(RFID)タグ付きのもの。国内で初めて次世代磁気マーカーを空港制限区域内に埋設して読み取り性能を検証する。

日刊工業新聞2019年1月17日

  

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