アサヒシューズ、ネット通販全盛期に直営店を強化する理由

 アサヒシューズ(福岡県久留米市、佐藤栄一郎社長、0942・37・1020)は、直営店の展開を本格化する。現在、直営店舗は横浜市内に1店舗を運営しており、販路は小規模店舗や百貨店が主体。製造から小売りまで一貫した体制を構築することで、販売機会の拡大に加え、利益率の向上を図る。2019年末をめどに10店程度の出店を目指す。

 直営店の出店は、東京や大阪などの都市圏を中心に、ショッピングビルのテナントへの入居を基本に進める。自社ブランド製品を直接扱うことで、顧客の中心であるシニア層にアプローチする機会を増やし、全体の販売数量の拡大につなげる。

 3月には佐賀県鳥栖市にあるアウトレットモールでのテスト出店を予定している。商品構成や消費者の反応などを検証した上で、今後の本格的な出店への材料を集める。

 アサヒシューズは大学や医療機関と共同開発した「アサヒメディカルウォーク」をはじめ、膝への負担軽減や履きやすさなど機能性を重視した靴の開発に強みを持つ。18年12月期の売上高の見込みは約81億円。

 近年は靴専門店の廃業や地方百貨店の閉鎖が進み、新規取引先の開拓が課題となっていた。

日刊工業新聞2019年1月16日

  

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