ソニー「8K」テレビ参入で、普及は加速するか

CESに合わせて公表

 ソニーは7日(日本時間8日)、8Kテレビに参入することを明らかにした。まずは欧米で85型と98型の大型製品を投入する計画。北米向けは今春にも発売時期や価格などの詳細を発表する予定だ。8Kテレビの販売は日本企業ではシャープに続き2社目となる。自社で映像や音楽コンテンツを抱えるソニーの参入で、超高画質市場が本格的に立ち上がるかの試金石となりそうだ。

 8日(同9日)にラスベガスで開幕する家電・IT見本市「CES」で披露する。7日(同8日)に会見した吉田憲一郎社長は「ソニーは『クリエイティブエンターテインメントカンパニー』だ。クリエイターとの連携や技術で感動を提供する」と強調した。エンターテインメント事業の強化と、これらを実現するカメラや映像・音響機器といったハードウエア事業の融合を加速する方針を示した。吉田社長は「人を熱狂させるクリエイターの夢を信じている」と力を込めた。

 このほか360度全ての方向から音が聞こえる「360リアリティーオーディオ」技術を発表。まずはヘッドホンやスピーカーに展開する。

(文=政年佐貴恵)

パナソニックはチューナー内蔵4Kテレビ


 パナソニックは8日、4Kチューナーを内蔵した液晶テレビ「4Kビエラ GX850」シリーズを25日から順次発売すると発表した。フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4Kの放送が2018年12月に始まっており、同社として初めてチューナー搭載テレビを投入する。人工知能(AI)の一つである機械学習を使い、地上デジタル放送のような従来放送も、明暗がはっきりした画質になる。49型の消費税抜き市場想定価格は約19万円。

 43―65型まで4サイズを用意した。音響技術「ドルビーアトモス」を採用し、テレビのスピーカーだけで上下左右からの立体音響が表現できる。このほか、暗い部分の表現を豊かにしたり、スポーツ映像をよりなめらかにしたりするなど改良した。4Kチューナー内蔵テレビは東芝や三菱電機、シャープが発売ずみ。

日刊工業新聞2019年1月9日掲載

梶原 洵子

梶原 洵子
01月09日
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4K8K衛星放送は先月始まったばかり。商品群も広がってきています。

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