絶好調だった工作機械、最大手が設定した来年の生産計画

DMG森精機、1割減も高水準維持

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 DMG森精機は2019年(1―12月期)の工作機械の生産台数計画を1万1000台と設定した。米中貿易摩擦の余波で18年(見通し)から約1割減るが、17年並みの高水準を保つ。売上高、営業利益は過去最高の予想の18年から横ばいになるとみる。強化中の自動機器や測定機、ソフトウエアなどをまとめた販売が定着しており、受注の採算改善にも努める。

 18年の生産台数は1万2000台で着地する見通しだ。19年は台数が減少するが、連結業績は横ばいを保つ。18年業績予想は売上高が4800億円、営業利益が380億円。複雑形状の加工が得意な5軸機や省人化に向く複合加工機など高付加価値の機械を、測定機といった周辺製品とセット販売しており、単価が上がっている。18年1―9月期は受注単価が前年同期比8%増で、19年もセット販売を進める。

 一方、同社は19年の工作機械市場がおおむね1兆6000億円の受注規模になると見通す。米中関係の悪化を受けて、中国が前年比約30%減となるのを踏まえる。各国の需要予測は米国が同10%減、日本は底堅く横ばいとした。中国の落ち込みは、18年が底ともみている。

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日刊工業新聞2018年12月28日

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