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山手線、30番目の新駅は“高輪ゲートウェイ”

“品川再開発プロジェクト”の核として、2020年春に暫定開業する
 JR東日本は4日、山手線・品川―田町間に建設を進める新駅の正式駅名を「高輪ゲートウェイ」に決めたと発表した。新駅名は広く一般に候補を募り、応募総数6万4052件から社内の審査会を経て決定した。応募の中では高輪が第1位、芝浦が第2位、芝浜が第3位だった。

 同地域が古くから江戸の玄関口として、にぎわいをみせた地であり、国際交流拠点の形成を目指していることから、同駅名を決めた。

 新駅は山手線30番目の駅。20年春の暫定開業当初の想定乗車人数は2万3000人と山手線で最少の鶯谷(東京都台東区)と同程度。JR東は品川再開発プロジェクトの核と位置づけており、街びらき後の乗車人数は恵比寿(同渋谷区)と同等の13万人まで増えると見込む。

 同日都内で会見した深沢祐二社長(写真)は「過去と未来、日本と世界をつなぐ結節点として、皆さまに愛されるような駅名になってほしい」と述べた。
日刊工業新聞2018年12月5日

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