東京電力HD、ベトナムの水力発電に出資、1万kW分

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東電HDが出資参画したコクサン水力発電所(インフラコ・アジア提供)
 東京電力ホールディングス(HD)は9日、ベトナムの水力発電事業に出資したと発表した。同国北部のラオカイ省にあるコクサン水力発電所(出力2万9700キロワット)について、持ち分出力約1万キロワットとなる3分の1相当分を間接出資した。東電HDが海外での水力発電事業を手がけるのは初めて。日本で培った技術や知見を生かして事業を効率化し、収益性を高めていく。

 欧州などの政府系金融機関が出資するインフラコ・アジア・デベロップメント(シンガポール)から、大株主としてコクサン発電所を実質的に運営するベト・ハイドロ(同)の発行済み株式の36・4%を取得した。残る株式はオランダの再生可能エネルギー事業会社のネクシフ・エナジーが保有している。株式の取得額は非公表。

 東電HDの小早川智明社長は2月の記者会見で、再生可能エネルギー事業を国内外で推進し、将来は年間1000億円規模の利益確保を目指すことを表明。海外での水力発電と国内外の洋上風力発電を中心に展開する方針を掲げていた。

日刊工業新聞2018年11月10日

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