ANAとJAL、大幅増収なのになぜ利益は減ったの?

4ー9期業績、安全投資増える

 航空大手2社の4―9月期連結決算が出そろい、ともに国際線の旺盛な需要を背景に、大幅な増収となった。国際線旅客収入は、ANAホールディングス(HD)が前年同期比12・0%増、日本航空(JAL)が同17・4%増。国内線は自然災害の影響はあったが需要は底堅かった。2020年の首都圏空港発着枠拡大に備えて、人員の確保や育成、安全性向上投資を増やしていることもあり、両社とも営業減益だった。

 ANAHDは、ロールスロイス製エンジンの点検整備に係る欠航による減収額が約55億円。業績影響は「(同社と)補償交渉に入ったところだ」(福沢一郎執行役員)とし、盛り込まなかった。

 JALは国内線・国際線ともに有償座席利用率が過去最高だった。「(17年11月に刷新した)新旅客基幹システムが大いに寄与した」(斉藤典和取締役専務執行役員)と話す。

 19年3月期の業績予想はJALが売上高のみを上方修正した。一方、ANAHDは据え置いた。
                

日刊工業新聞2018年11月5日

  

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