パナソニックの"Apps for home" は成功するか

「ホームX(エックス)」の第1号商品

 パナソニックは備え付ける家電や住宅設備がIoT(モノのインターネット)対応の住宅「カサートアーバン=写真」を発売した。ネットを通じて多様な機能を順次追加できる。同社が注力する住空間IoT基盤システム「ホームX(エックス)」の第1号商品となる。

 同住宅は入居者が普段起きる時間に照明や音楽再生機、電動シャッターが連動し心地よい目覚めを支援したり、帰宅時間を予想し自動で風呂を沸かしたりするようにできる。「購入後も新築を買ったような体験を提供し続ける」(馬場渉ビジネスイノベーション本部長)のが狙いだ。

 消費税抜きの標準価格は4000万円。当初のIoT機能として、壁に設置したディスプレーで天候に合わせて着る服などを提案する。高さ制約が厳しい都市部をにらみ、吹抜の設置や3階建てなど自由に設計できる。

日刊工業新聞2018年11月5日

八子 知礼

八子 知礼
11月05日
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自分が松下電工に在籍していた20年前には、すでにコンセプトのみならず動作モデルも、当時の情報検知技術研究所には存在していました。通信ネットワークや家電インタフェースの標準化が進まずなんども頓挫しながらPanasonicに併合されても「家丸ごとPanasonic」を唱えながらやってきたことが、ようやく現代的なアプローチで "Apps for home" の考え方で実装されました。問題はその値段。量産によるコスト削減が容易ではないこの領域で、このスマート機能に金を出す顧客セグメントと嗜好性にGAPがあるのがこれまでの常でしたが、今回はいかに?展開が楽しみです。

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