ニュースイッチ

台湾工作機器メーカー、好調日本産業に攻勢かける

“日本の品質を台湾の価格で”実現したい
 台湾の工作機器メーカーが業績好調な日本の工作機械産業に攻勢をかけるため、本格的な市場調査に乗り出している。台湾のチャックメーカーであるチャンドックスは、コトブキ(東京都大田区、馬場三高社長、03・3745・4511)が6日まで独自に開いている展示会に出展(写真)。「当社の理念である『日本の品質を台湾の価格で』を実現したい」(何崇溢チャンドックス副社長)と商機拡大に意欲を示した。

 チャンドックスは油圧チャック用生爪をスクロールチャック用としても使える「セレーション式スクロールチャック」などを披露したほか、コトブキの馬場社長から日本メーカーの工作機械についての説明を受けた。

 一行は、同時期に開催中の「日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」も視察。ユーザーの生の声のほか、日本の工作機械メーカーの最新情報を収集し、チャック開発に生かす考えだ。
日刊工業新聞2018年11月5日

編集部のおすすめ