「JIMTOF」のDMG森精機は異例づくめ、デジタル一番乗りの自負を見た

ホール丸ごとに公開会見、

 DMG森精機の森雅彦社長は1日、「日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」の自社ブース内で記者会見を開き、生産計画から生産、稼働監視、モニタリング、保全までの、機械加工の全工程にわたるデジタル化製品を重点開発する考えを示した。

 2018年に買収した独スタートアップの予防保全・管理システム「WRKBRiQ(ベルクブリック)」が、「2019年4月くらいから商品化できる」と話した。工場管理者がリアルタイムに現場の保全計画や実証状況を確認できる。中長期的に「閾値、センサー、AI(人工知能)での解析」を組み合わせ、部品の交換時期などを精度良く予知する機能などを追加する。

 また、金属積層造形(AM)機の新型を国内初出品したことに触れ、現在は年間売上高100億円規模の同事業が、「25年には500億円くらいになる」とAMが主要な装置に成長すると見通した。

六笠 友和

六笠 友和
11月04日
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 いずれも先端の大型加工機、複合加工機、積層造形(AM)、AGVに加え、IoT、AI、次世代開発手法のトポロジー最適化と、同社として過去最高の出展内容だったのではないでしょうか。東京ビッグサイトの一番奥という集客が最も難しいと思われる「東8ホール」を1ホールまるごと借り切り、それを来場者で満杯にしてみせました。
 実は、この記者会見は会期初日の昼間に、同社のブース内で行われました。こうした「客前」での会見は他の業界を含めて異例だと思います。顧客には聞かれたくないような記者からのキツい質問も想定されたでしょう。それでも敢行したのは、過去最高の出展とそれにみられる製造業のデジタイゼーション(デジタル化)一番乗りの自負によるものではないしょうか。

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