創始者の命日に「常に時流に先んずべし」(トヨタ名誉会長)
顕彰祭にグループ首脳やスズキ会長も出席
トヨタ自動車グループの創始者、豊田佐吉の命日にあたる30日、静岡県湖西市の鷲津中学校と豊田佐吉記念館で顕彰祭が開かれた(写真)。孫の豊田章一郎トヨタ名誉会長は、自動車産業の大変革期に言及。「このような時こそトヨタグループも『研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし』という精神を胸に、日本の未来を切り開いてまいりたい」と思いを述べた。式典には佐吉のひ孫の豊田章男トヨタ社長ら親族のほか、デンソーの有馬浩二社長らトヨタグループ首脳らが集った。トヨタと同じ静岡県西部の遠州地方をルーツとするスズキの鈴木修会長も昨年に続き出席した。
豊田社長は「豊田佐吉のお国のため、親孝行のための気持ちを新たにし、報恩感謝の気持ちを思い起こさせてくれる日になった」と語った。さらに、同市内に本社を構える子会社でハイブリッド車(HV)用電池を手がけるプライムアースEVエナジーに触れ、「電動化のキーコンポーネントの一つである電池を、湖西市から世界に発信していくことは大変意義がある」と強調した。
豊田社長は「豊田佐吉のお国のため、親孝行のための気持ちを新たにし、報恩感謝の気持ちを思い起こさせてくれる日になった」と語った。さらに、同市内に本社を構える子会社でハイブリッド車(HV)用電池を手がけるプライムアースEVエナジーに触れ、「電動化のキーコンポーネントの一つである電池を、湖西市から世界に発信していくことは大変意義がある」と強調した。
日刊工業新聞2018年10月31日