「飲食」振るわず、フードビジネスのけん引役は卸売業だった!

18年上期の経済指標から読み取る

 フード・ビジネス・インデックス(FBI)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通業」、「飲食サービス業」の活動状況を表す経済指標である。今回は2018年上期までのFBIの動きをグラフ化して紹介する。

 2018年上期のFBIは指数値101.5、2017年下期と比較すると前期比0.8%と2017年上期から3半期連続の上昇となった。FBIを構成する3業態については、食料品工業が2半期ぶり、食料品流通業が3半期連続とそれぞれ大きく上昇したが、飲食サービス業は4半期(2年)ぶりに低下となった。
                 

 FBIの前期比0.8%上昇に対する3業態の影響度合いを見ると、食料品流通業が0.6%ポイント、次いで食料品工業が0.2%ポイントの上昇寄与だった。他方、飲食サービス業の低下寄与はわずかで、2018年上期のFBI全体の、2017年下期からの上昇は食料品流通業の上昇寄与によるものだった。

 2018年上期のFBIをけん引した食料品流通業について、その内訳系列の動きを見てみると、2017年下期から上昇しているのは飲食料品卸売業のみで、小売業2系列はどちらも低下傾向が続いている。つまり、飲食料品卸売業が、食料品流通業、さらにはFBI全体をもけん引した、ということになる。

 ただ、小売業2系列のうち、飲食料品小売業については、低下は続いているものの、その傾きは各種商品小売業(飲食関連)に比べて緩やかであることが見て取れる。また、2017年上期からは、特にわずかな低下にとどまっていることから、このまま下げ止まることを期待したいところである。
            

 引き続き卸と小売は対照的な結果となったが、そのヒントとなる飲食料品卸売業の分析についてもスライド資料に掲載している。
             


<関連リンク>

神崎 明子

神崎 明子
10月31日
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今回紹介しきれなかったFBIの各業態別の指数、その内訳の動きや影響度合い(寄与度)などについても、関連リンク先のスライド資料に掲載してある。ご参照頂ければ。

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