富士通とエリクソンが提携、5G無線基地局を共同開発
NEC・サムスン電子陣営とつばぜり合い加熱へ
富士通とスウェーデンのエリクソンは日本市場向け第5世代通信(5G)無線基地局の共同開発に合意した。エリクソンは国内通信事業者では唯一、NTTドコモに食い込めておらず、富士通との提携で活路を開く。富士通は今回の提携をテコに苦戦中の通信機器事業を立て直す。併せてエリクソンが実績を持つソフトバンクやKDDI向けビジネスに道を開く。5GではNECと韓国サムスン電子が提携しており、両陣営のつば競り合いが過熱しそうだ。
5G商戦に向けて通信機器メーカーは基地局を含めて多様な製品・サービスを開発しなければならず、1社ではスピードが間に合わない。日本勢にとっては海外展開も喫緊の課題であり、海外に強みを持つエリクソンなどと組む利点は大きい。
また国内通信事業者の5G商戦ではNTTドコモはNEC、富士通、ノキアの3社が手がけている。ソフトバンクは欧州製に加え、中国ファーウェイ製品を採用している。
5G商戦に向けて通信機器メーカーは基地局を含めて多様な製品・サービスを開発しなければならず、1社ではスピードが間に合わない。日本勢にとっては海外展開も喫緊の課題であり、海外に強みを持つエリクソンなどと組む利点は大きい。
また国内通信事業者の5G商戦ではNTTドコモはNEC、富士通、ノキアの3社が手がけている。ソフトバンクは欧州製に加え、中国ファーウェイ製品を採用している。
日刊工業新聞2018年10月26日