8大生活習慣病の入院リスク、AIが予測する

日立製作所が生命保険会社などに提案

 日立製作所は健康診断データやレセプト(診療報酬明細書)データなどを活用し、生活習慣病による入院リスクを予測する新サービスの販売を始めた。健診での検査数値や服薬などのデータを人工知能(AI)で分析。糖尿病や脳血管疾患をはじめとした8大生活習慣病を対象に、入院の可能性とその日数を予測する。生命保険会社などに提案する。

 日立が開発したサービスは「Risk Simulator for Insurance(リスク シミュレーター インシュランス)」。性別や年齢などの属性、肝機能や中性脂肪といった健診での数値、飲酒、喫煙の生活習慣、過去の病歴など200を超える項目を入力でき、それを基に予測する。

 さらに基準値として任意に指定する健康状態と比較し、リスクの度合いを比べられるのも特徴。例えば喫煙者は非喫煙者に比べ、どの程度入院リスクが高いかを可視化できる。

 これにより、生命保険会社は入院リスクが高まる要因を特定し、被保険者に健康のアドバイスができる。逆に入院リスクに影響を与えにくい要因を割り出すことで既存の引き受け基準を緩和し、加入範囲を広げることも可能と見ている。価格は個別見積もり。

日刊工業新聞2018年10月16日

  

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