マツダの次世代エンジン、試作は2回だけ!?

モデルベース開発の適用拡大

  マツダはシミュレーション技術を活用した自動車開発手法である「モデルベース開発(MBD)」の適用を広げる。エンジン特性を各市場の規制やニーズに合わせる「適合開発」において、2019年に発売する次世代エンジンでは95%をMBDで行う。実機を用いた開発は最小限にとどめて開発工数の低減と先進的な技術開発を同時にこなす。

 開発全体でのMBDによる適合開発の比率は、現行の「スカイアクティブ」エンジンでは75%、さらにその前の世代のエンジンでは25%。残りは実際のエンジンや車両を試作していた。

 シミュレーションを多用することで生まれる、工数削減や開発期間短縮の具体的な効果は明らかにしていない。だが、量産化前の最終試作と、MBDの計算結果を確認するための試作の2回まで実機による試作を減らした。MBD導入前の20年前は量産までに4回、試作をしたという。

日刊工業新聞2018年9月21日

清水 信彦

清水 信彦
09月22日
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マツダは、12年に発売したスポーツ多目的車「CX―5」から全面適用したスカイアクティブ・テクノロジーの開発でMBDを本格導入した。ディーゼルとガソリンの両エンジンを同時に発売するなど、先端的な技術を効率的に開発するのに役立てている。

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