高級3輪、ロボット、EVバイク…ヤマハ発動機の新たな挑戦
ヤマハ発動機は13日、前側が2輪の3輪バイク「NIKEN(ナイケン)」を国内で発売し、予約受注を始めたと発表した。旋回時に前方の2輪が車体と同調して傾くリーニングマルチホイール(LMW)機構を搭載したモデルの第3弾で、初の大型ロードスポーツモデル。消費税抜きの価格は165万円。初年度の世界販売目標は2500台。
東京都内で同日開いた発表会で日高祥博社長は「独創的な技術を詰め込み、高い安定性がありながらも2輪車の爽快感を存分に味わえる製品に仕上がった。LMW搭載製品で新たな価値観を提供していきたい」と述べた。
ナイケンという名称はフロント2輪を二つの剣「二刀流」に例えてつけた。排気量845cc水冷4ストローク直列3気筒エンジンを搭載。軽快な走りと安定感を両立するLMWの基本性能を高める新ステアリング(操舵装置)機構も採用した。
同社は3輪バイクとして2014年に同125ccの「トリシティ125」を、17年に同155ccの「同155」を発売。ナイケンは18年に欧州で先行販売している。
(2018年9月14日)
ヤマハ発動機は13日、米エヌビディアとロボティクス製品の高度化について協業すると発表した。ヤマハ発のロボティクス製品にエヌビディアの画像処理半導体(GPU)コンピューターモジュールを採用する。2020年をめどに、第1弾で人工知能(AI)搭載の無人農業用車両を投入する。そのほか産業用ロボット、自動運転車など幅広い製品の知能化を加速する。
ヤマハ発の村松啓且先進技術本部研究開発統括部長は「AIに取り組むタイミングは決して早くはないが、エヌビディアのシステム、ノウハウを使って開発を加速したい」と語った。
エヌビディアのGPUコンピューターモジュール「ジェットソンAGXエグゼビア」を製品開発のプラットフォームとして採用する。無人農業用車両は農業従事者の減少を背景に果樹栽培などを自動化する。AIの搭載で高度な周辺認知力や判断力の実現を目指す。
いわゆる「ラストワンマイル」の近距離移動を想定したゴルフカートベースの完全自動運転車や、産業用ロボット、産業用無人ヘリコプター、マリン製品など幅広い製品にエヌビディアのシステムを搭載する。さらに2輪車の技術開発や性能評価でも、AIを活用したシステムを導入する考え。
(2018年9月14日)
ヤマハ発動機は11日、台湾の電動スクーターメーカーのゴゴロ(桃園市)と電動2輪車の製造・販売に関する協業の検討を始めたと発表した。年内に正式契約し、2019年に第1弾モデルの市場投入を予定する。ヤマハ発の販売網とゴゴロの電動スクーターや充電設備網を組み合わせ、台湾での事業拡大につなげる。
協業ではゴゴロの市販車をベースに、ヤマハ発がデザインを担当。生産はゴゴロに委託し、ヤマハ発の現地法人がヤマハブランドで販売する。将来はゴゴロの電池交換システムに対応したヤマハ発独自の電動2輪車の開発も検討する。
ゴゴロは電池交換式の電動スクーターと充電設備の開発・製造を手がける。15年に台湾2輪車市場に参入し、簡単に交換できるバッテリーステーションを台湾で約750カ所展開する。
ヤマハ発は台湾で排気量50ccクラスの電動2輪車「Eビーノ」を販売する。協業について木下拓也執行役員MC事業本部長は「新たなモビリティーサービスと市場創出に挑戦したい」と語った。
(2018年9月12日)
東京都内で同日開いた発表会で日高祥博社長は「独創的な技術を詰め込み、高い安定性がありながらも2輪車の爽快感を存分に味わえる製品に仕上がった。LMW搭載製品で新たな価値観を提供していきたい」と述べた。
ナイケンという名称はフロント2輪を二つの剣「二刀流」に例えてつけた。排気量845cc水冷4ストローク直列3気筒エンジンを搭載。軽快な走りと安定感を両立するLMWの基本性能を高める新ステアリング(操舵装置)機構も採用した。
同社は3輪バイクとして2014年に同125ccの「トリシティ125」を、17年に同155ccの「同155」を発売。ナイケンは18年に欧州で先行販売している。
(2018年9月14日)
NVIDIAと協業
ヤマハ発動機は13日、米エヌビディアとロボティクス製品の高度化について協業すると発表した。ヤマハ発のロボティクス製品にエヌビディアの画像処理半導体(GPU)コンピューターモジュールを採用する。2020年をめどに、第1弾で人工知能(AI)搭載の無人農業用車両を投入する。そのほか産業用ロボット、自動運転車など幅広い製品の知能化を加速する。
ヤマハ発の村松啓且先進技術本部研究開発統括部長は「AIに取り組むタイミングは決して早くはないが、エヌビディアのシステム、ノウハウを使って開発を加速したい」と語った。
エヌビディアのGPUコンピューターモジュール「ジェットソンAGXエグゼビア」を製品開発のプラットフォームとして採用する。無人農業用車両は農業従事者の減少を背景に果樹栽培などを自動化する。AIの搭載で高度な周辺認知力や判断力の実現を目指す。
いわゆる「ラストワンマイル」の近距離移動を想定したゴルフカートベースの完全自動運転車や、産業用ロボット、産業用無人ヘリコプター、マリン製品など幅広い製品にエヌビディアのシステムを搭載する。さらに2輪車の技術開発や性能評価でも、AIを活用したシステムを導入する考え。
(2018年9月14日)
台湾企業と協業へ
ヤマハ発動機は11日、台湾の電動スクーターメーカーのゴゴロ(桃園市)と電動2輪車の製造・販売に関する協業の検討を始めたと発表した。年内に正式契約し、2019年に第1弾モデルの市場投入を予定する。ヤマハ発の販売網とゴゴロの電動スクーターや充電設備網を組み合わせ、台湾での事業拡大につなげる。
協業ではゴゴロの市販車をベースに、ヤマハ発がデザインを担当。生産はゴゴロに委託し、ヤマハ発の現地法人がヤマハブランドで販売する。将来はゴゴロの電池交換システムに対応したヤマハ発独自の電動2輪車の開発も検討する。
ゴゴロは電池交換式の電動スクーターと充電設備の開発・製造を手がける。15年に台湾2輪車市場に参入し、簡単に交換できるバッテリーステーションを台湾で約750カ所展開する。
ヤマハ発は台湾で排気量50ccクラスの電動2輪車「Eビーノ」を販売する。協業について木下拓也執行役員MC事業本部長は「新たなモビリティーサービスと市場創出に挑戦したい」と語った。
(2018年9月12日)