睡眠のカギは“目覚め方”にあり!専門家が新プロジェクト発足

久留米大や大塚製薬など

 久留米大学医学部神経精神医学講座の内村直尚教授を中心とする睡眠や体内リズム研究の専門家が、「目覚め方改革プロジェクト」を立ち上げた。ウェブサイトでの情報発信などを通し、目覚め方や体内リズムを整える重要性を啓発する。大塚製薬やバスクリン(東京都千代田区)といった企業も同プロジェクトに協力する。

 同プロジェクトのウェブサイトには「3DSS(3次元型睡眠尺度)チェックシート」を掲載。個人の睡眠習慣を位相(リズム)、質、量の観点から把握できる。平日と休日の就寝・起床リズムのズレであるソーシャル・ジェットラグに関する知識なども紹介する。

 大塚製薬は睡眠の質の向上を企図した機能性表示食品を展開している。同社が30―60代男女2400人を対象として3月に行ったインターネット調査では、全体の約4割が平日の睡眠不足を補うため休日に寝だめをしていると回答した。同プロジェクトメンバーの駒田陽子明治薬科大学リベラルアーツ准教授は「ソーシャル・ジェットラグが心身の健康にさまざまな影響を及ぼす」と述べた。

 また、政府が導入の検討を進めている「サマータイム」制度について久留米大の内村教授は「スウェーデンではサマータイムを導入した最初の1週間で心筋梗塞が5%増えたというデータがある」と指摘。「日本でも1―2時間、朝早く起きれば、それだけでリズムが乱れる。寝る時間も早めることは夜の明るさや五輪の盛り上がりを考えてもなかなか難しく、結果的に睡眠不足になり、さらに心身に悪影響が及ぶのではないか」と語った。

(2018年9月4日)

梶原 洵子

梶原 洵子
09月04日
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睡眠負債も話題になりました。どうしても眠くてやってしまう休日の寝だめ。止める方法を知りたいです。

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