フィルターの着色具合で分かる受動喫煙シミュレータ、小学校教材に

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 三幸製作所(さいたま市西区、宇賀神正敏社)は、受動喫煙の危険性をシミュレーションできる組み立て式のキット「スモーキングモンスター=写真」を発売した。女性主体のチームのアイデアをもとに商品化。消費税抜きの価格は9800円。小学校を中心に売り込み、2020年までに1000個の売り上げを目指す。

 同製品は段ボール製で、教壇に置ける大きさ。主流煙側にたばこを入れ、ポンプを約5分ゆっくり押すと内部に煙が充満する。煙は人間を模した副流煙側に管を通して流れ込む。肺を表すフィルターはタールなどで着色する。肺の汚れが着色具合で分かるため、受動喫煙の恐ろしさが簡単に理解できる。

 埼玉県が推進する「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」をきっかけに、社内で女性チームを募った。技術部や製造部、メンテナンス室、総合業務部から6人が集まり、さまざまなアイデア出しなどを行っている。今回の商品は3人が考案し、デザイナーを交えるなどして約3年で商品化に至った。

 同社は吸引器など医療機器を手がける。2018年7月期の売上高は約14億円。

日刊工業新聞2018年8月29日

COMMENT

喫煙者だった時のこと。口にティッシュを当てて煙を吐き出し、それから息が当たった部分を見ると薄い茶色になっていました。「だから吸い続けると肺が黒くなるのかあ」と感心しました。タバコを断てたのはそれから数年後のことでした。

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