エーザイの「レンビマ」、米で切除不能な肝細胞がんの1次治療に承認
エーザイは抗がん剤「レンビマ」(一般名レンバチニブメシル酸塩)が、切除不能な肝細胞がんに対する1次治療薬として米食品医薬品局(FDA)に承認された。米国で切除不能な肝細胞がんの1次治療薬が創出されるのは約10年ぶり。エーザイは3月に米製薬大手メルクとレンビマに関する提携を結んでおり、米国での販促も共同で行う。
レンビマは全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞がんの患者を対象とした第3相臨床試験において、がんの治療が行われた時点から死亡までの期間である全生存期間が、対照薬のソラフェニブに対して劣らないことを証明した。また、症状が悪化せずに生存できている期間の無増悪生存期間および、がんが消失または縮小した割合の奏功率については、統計学的に有意かつ臨床的に意義のある改善を示した。
レンビマは全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞がんの患者を対象とした第3相臨床試験において、がんの治療が行われた時点から死亡までの期間である全生存期間が、対照薬のソラフェニブに対して劣らないことを証明した。また、症状が悪化せずに生存できている期間の無増悪生存期間および、がんが消失または縮小した割合の奏功率については、統計学的に有意かつ臨床的に意義のある改善を示した。
日刊工業新聞2018年8月23日