三菱ＵＦＪ信託銀行は２０１９年１月から、個人の資産形成を支援するオンラインサービスを提供する。資産運用の計画立案やシミュレーションの比較検討をサポートするほか最適な投資信託などの商品を提案。有料オプションで年金の将来受取予測額も自動で表示できるようにする。利用者が将来のライフプランやマネープランを一体的に把握することで、資産形成への意識を高めてもらう狙い。

　個人の資産形成に対し、ウェブ上でアドバイスするサービス「資産形成プラットフォーム」を来年１月から始める。一部オプションを除き、無料で利用できる。まずは取引先企業１５００社の従業員をサービス対象とする。

　利用者は専用サイトにアクセスし、預貯金額や住宅ローン、子どもの有無といった情報を入力。すると、ライフステージごとに必要な資金額を提示し、現有資産の状況を一覧で把握できる。これをもとに、資産運用をアドバイスする。

　加えて、将来の資産となる退職金や確定給付年金（ＤＢ）、確定拠出年金（ＤＣ）などの受取予測額を自動計算する機能もオプションで用意。長期にわたる資産形成を総合的に支援する。

　超低金利環境下で、貯蓄から資産形成への流れが注目される中、三菱ＵＦＪ信託銀は資産形成の情報サービスを拡充する。一環としてロールプレーイングゲーム「ドラゴンクエスト」のように遊びながら資産形成を学ぶことができるオンラインゲームも無償提供している。