「“住”を徹底的に極める」ヤマダ電機の新社長が描く戦略

《インテリアリフォーム事業のプロジェクト責任者を務め、社長就任は既定路線との見方もあった。だが、本人にとっては予想外だったようだ》

「社長就任を打診された時は非常に驚いた。入社したばかりで荷が重すぎると感じたが、従業員とふれあう中で良い会社にしたいという使命感がわいてきた」

《家電と住宅分野を組み合わせた事業モデルの強化が大きなテーマ。その中核が新業態の店舗「家電住まいる館」だ》

「家電をメーンに住宅をコーディネートする独自の品ぞろえを提案する。家1軒任せてもらえるよう“住”を徹底的に極めていく。テレビを買いにきた時、テレビ台やソファの購入を検討し、さらにはリフォームにつながるようなシームレスさがないと支持を得られない」

《少子化に加え、業態を超えた競合企業など、厳しさを増す外部環境への対応も課題だ》

「来店することでネットでは体感できない価値を提供したい。世界でも、新築の住宅とリフォーム、インテリアを手がける企業はない。リアルとネットの良さを最大化した店舗の構築を模索する」

《趣味は旅行。大好きなハワイにはこれまで20回以上訪れた。社長就任に伴う忙しさで、大型バイクやスキューバといった楽しみもしばらくお預けとなりそうだ》
(文・古谷一樹)

【略歴】みしま・つねお 82年(昭57)金沢経済大(現金沢星稜大)卒、同年北陸ソニー販売(現ソニーコンスーマーセールス)入社。89年サンキュー高島屋(現サンキュー)入社、15年エディオン取締役、17年ヤマダ電機副社長。福井県出身、58歳。6月28日就任。

日刊工業新聞2018年7月25日

葭本 隆太

葭本 隆太
07月25日
この記事のファシリテーター

新居検討時などは“住”に関する多様な相談事をワンストップで対応してくれる店舗はありがたい存在になりそう。一方で、例えば欲しい家電があり、それを求めて来店した場合、従業員からその他の商材の提案を受けると煩わしさを感じてしまうように思います。営業マンの力がより問われそうです。

この記事にコメントする

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。