“第2の地球”が見つかるかも
自然科学研究機構など観測装置を開発
自然科学研究機構アストロバイオロジーセンターや国立天文台などの研究グループは、太陽系の外側にある惑星探索を目的とした赤外線観測装置「IRD」を開発した。恒星が放出する赤外光を観測し、付近の惑星の影響による恒星の揺れを検出できる。ハワイにある国立天文台の「すばる望遠鏡」と組み合わせ、太陽の周囲を回る地球のような惑星の発見を目指す。8月からすばる望遠鏡とIRDによる観測システムを稼働させる。
太陽系以外の恒星を公転する惑星を「系外惑星」と呼び、候補を含め5000個以上が発見されている。その中には「生命居住可能領域」(ハビタブルゾーン)も含まれている。系外惑星の探索は従来可視光で行われてきた。だが太陽系の近くには赤く見える恒星が多く赤外線を放出しているため、系外惑星の探索には赤外線での観測が適している。IRDでは恒星が放出する赤外線を観測し恒星の微小なふらつきを検出することで、地球のような惑星の発見を目指す。東京大学や東京農工大学、東京工業大学と共同開発した。
太陽系以外の恒星を公転する惑星を「系外惑星」と呼び、候補を含め5000個以上が発見されている。その中には「生命居住可能領域」(ハビタブルゾーン)も含まれている。系外惑星の探索は従来可視光で行われてきた。だが太陽系の近くには赤く見える恒星が多く赤外線を放出しているため、系外惑星の探索には赤外線での観測が適している。IRDでは恒星が放出する赤外線を観測し恒星の微小なふらつきを検出することで、地球のような惑星の発見を目指す。東京大学や東京農工大学、東京工業大学と共同開発した。
日刊工業新聞2018年7月4日