「ワンペダル操作」運転で、集中力と楽しさが向上するの?

日産と産総研が検証

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日産自動車提供
 日産自動車と産業技術総合研究所自動車ヒューマンファクター研究センターは5日、アクセルペダルだけで加減速をコントロールしやすい「ワンペダル操作」が運転中の集中力を高め、運転の楽しさを向上させ得ると発表した。走行中に運転手の脳波を計測して科学的に検証した。

この評価法を自動運転や電気自動車の運転の楽しさ評価に展開していく。

ワンペダル操作はペダルを戻したときの減速が大きく、一つのペダルの踏み込み量で加減速を制御しやすい。アクセルからブレーキにペダルを踏み換える頻度を減らせる。通常操作とワンペダル操作の運転中の脳波を計測し効果を評価した。

脳波計測では運転とは無関係な信号音を流して、信号音への脳の応答を計測する。運転に集中すると応答量が小さくなり、集中度を定量化できる。12人の実験ではワンペダル操作の方が集中度が高くなり、アンケートの「楽しさ」の評定値も高くなった。

評価手法の妥当性が認められたため、自動運転など新しい操作システムの評価へ展開していく。

日刊工業新聞2018年7月6日

COMMENT

明豊
執行役員デジタルメディア局長 DX担当

「ワンペダル」どころか、ハンドルもペダルもない自動運転車をGMやグーグルなどが開発している。国内では名古屋大学発ベンチャーのティアフォーが、米半導体大手のエヌビディアと業務提携し、ハンドルやアクセルペダルなどのない完全自動運転車(EV)を開発している。どちらもシェアサービスを想定していると思われるが、各国規制当局の動きも出てきそう。

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