若年層に人気、中古住宅+リノベの市場は今後3年で5割近く増える

富士経済が傾向を調査

 富士経済(東京都中央区、清口正夫社長、03・3664・5811)は、国内の住宅ビジネスの傾向を調査した。今後の成長が見込まれるのは、不動産仲介とリフォーム・フルリノベーションをセットで行う「買い取り再販住宅市場」。2020年度の同市場は、17年度比45・7%増の3万5700戸を予測する。

 買い取り再販住宅とは、不動産仲介とリフォーム・フルリノベーションをセットで行っている住宅のこと。中古住宅の流通戸数は増加しており、近年では、集合住宅の中古物件の流通が活発化している。中でも、中古住宅を買い取って、原状回復リフォームや機能向上リフォームを実施した住宅を再販するケースが増えている。水回りや内装を中心に部分的なリフォームから、フルスケルトン状態にして給配水管も含めて行うリノベーションまでと幅広く行う。

 これらのリフォームやリノベーションを施すことで、比較的に安価で新築に近い仕様の住宅を購入できる。こうした背景から、一次取得層の購入や独身世帯やシニア層の住み替えなどのニーズで、今後の拡大を予想する。

 富士経済では、住宅ビジネス全体の市場拡大のポイントとして、新築やリフォームなど関連ビジネスの一元的な提供や、住生活サービスの拡充などを挙げる。新築住宅販売やリフォームなどそれぞれ独立するのではなく、総合的に提供できる体制を整えて、顧客との接点を長く深く維持することが重要だとしている。
 

日刊工業新聞2018年6月7日

葭本 隆太

葭本 隆太
06月09日
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中古住宅+リノベーションの市場は大分前から若者を中心に人気が高まっているという声をよく聞いていました。今後の市場の伸びの背景としてはシニア層などにも需要が広がるということでしょうか。

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