買い取り再販住宅とは、不動産仲介とリフォーム・フルリノベーションをセットで行っている住宅のこと。中古住宅の流通戸数は増加しており、近年では、集合住宅の中古物件の流通が活発化している。中でも、中古住宅を買い取って、原状回復リフォームや機能向上リフォームを実施した住宅を再販するケースが増えている。水回りや内装を中心に部分的なリフォームから、フルスケルトン状態にして給配水管も含めて行うリノベーションまでと幅広く行う。
これらのリフォームやリノベーションを施すことで、比較的に安価で新築に近い仕様の住宅を購入できる。こうした背景から、一次取得層の購入や独身世帯やシニア層の住み替えなどのニーズで、今後の拡大を予想する。
富士経済では、住宅ビジネス全体の市場拡大のポイントとして、新築やリフォームなど関連ビジネスの一元的な提供や、住生活サービスの拡充などを挙げる。新築住宅販売やリフォームなどそれぞれ独立するのではなく、総合的に提供できる体制を整えて、顧客との接点を長く深く維持することが重要だとしている。

葭本 隆太
06月09日
中古住宅+リノベーションの市場は大分前から若者を中心に人気が高まっているという声をよく聞いていました。今後の市場の伸びの背景としてはシニア層などにも需要が広がるということでしょうか。
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