国内初、多用途4輪車が消防車に!

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**川重、多用途車が消防車に採用
 川崎重工業は31日、多用途4輪車「MULE(ミュール) PRO―FX(EPS)」がモリタの新型消防車「小型オフロード消防車 Red Ladybug(レッド レディバグ)=写真下」のベース車として採用されたと発表した。多用途4輪車が消防車に採用されるのは国内で初めて。

 ミュールは高い耐久性や機動性のほか、オプション装備品が充実している点などが特徴。悪路での走破性や積載能力などが消防活動に適していると評価された。消防車への採用に当たり、ミュールの各種構造を公道走行用に変更した。ウインカーなどの保安部品やステアリングブレーキを採用した。川重は実績を生かし、警察庁や空港などにも提案していく。
 

モリタHD、消防車10台開発 特殊火災に対応


 モリタホールディングス(HD)は31日、多様な火災現場に対応する新型の消防自動車を10台開発したと発表した。2016年に新潟県糸魚川市で発生した糸魚川市大規模火災や倉庫火災といった特殊火災を想定。破壊器具を備えたポンプ車(写真左)や急な傾斜地での活動を想定したはしご車などを多彩な車両をそろえた。中島正博会長は「求めるニーズに対して提案できる最先端のものを開発した」としている。

 物流倉庫火災などの放水可能な開口部を設けるのに時間がかかる火災現場向けに、消防自動車から伸びるブーム先端に壁面などを破壊して屋内に直接放水する車両を開発した。開口部を小さくし、酸素流入による爆発を防ぐ。また先端屈折式はしご付き消防ポンプ車は、ジャイロターンテーブルを改良し傾斜矯正角度を従来の7度から最大11度に広げた。車いすに乗った人を救助できる。

 同社は車両だけでなくシステムの開発にも取り組み、車両のIoT(モノのインターネット)も進める。車両の位置情報や放水量、各種部品の状態など遠隔で管理するシステムの実証実験を重ねており、19年度以降に製品化する方針だ。

日刊工業新聞2018年6月1日

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一度でいいから乗ってたい。

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