建物裏の車両を透視する電子カーブミラー
情通機構が開発、5Gの低遅延通信の実用化例に
情報通信研究機構ワイヤレスネットワーク総合研究センターの石津健太郎研究マネージャーらは、建物の裏側を走る車両が透けて見える「電子カーブミラー」を開発した。カーブミラーにカメラなどを搭載して撮影し、車両などを自動識別して周囲の車に配信する。交差点などでの死角をなくせる。第5世代通信(5G)の低遅延通信の実用化例として提案していく。
カーブミラーに距離カメラやレーザーセンサーを取り付け、画像認識などで通行車両や方向社を検出する。その位置を計測しながら追跡し、他の車両などに情報を配信する。
計測範囲は30メートル以上で、測距誤差は10%以内、1時間当たりの誤差2キロメートル以下で対象の速度を測れる。カーブミラーなどの交通インフラが、車両の死角を補うことができるようになる。システムとして計測と自動識別などの性能を確認した。
カーブミラーに距離カメラやレーザーセンサーを取り付け、画像認識などで通行車両や方向社を検出する。その位置を計測しながら追跡し、他の車両などに情報を配信する。
計測範囲は30メートル以上で、測距誤差は10%以内、1時間当たりの誤差2キロメートル以下で対象の速度を測れる。カーブミラーなどの交通インフラが、車両の死角を補うことができるようになる。システムとして計測と自動識別などの性能を確認した。
日刊工業新聞2018年5月21日