スバルへ技術支援する車載ミラー大手、日本で「フルディスプレー」攻勢
米ジェンテックス、「レクサス」にも搭載で実績重ねる
米ジェンテックスは自動車のルームミラーと映像表示装置を組み合わせた「フルディスプレーミラー」(FDM)で日系自動車メーカーへの攻勢を強める。既に米欧メーカーに多く採用され、このほど日本でSUBARU(スバル)とトヨタ自動車に採用が決まった。同社はコネクテッドカー(つながる車)の登場などでミラーに多くの情報表示機能が必要になるとみて、次世代製品の開発を加速する。
FDMは後方カメラの映像をルームミラーに表示し、緊急時などは通常の鏡に切り替えられる。内製するカメラやモニター技術などにより、通常のルームミラー以上の視界と視認性を確保する。
このほどスバルのスポーツワゴン「レヴォーグ」とトヨタの高級車ブランド「レクサス」の旗艦セダン「LS」にFDMが採用された。2020年をめどに、既存製品も含むディスプレーミラーの年産台数を従来比3倍超の500万台に引き上げる考えだ。
既にカーナビの進路情報などを表示できる第2世代の開発も進めている。日本法人のジェンテックス・ジャパン(名古屋市東区)の西嶋一彦社長は「ルームミラーは常に運転手の視界に入る“一等地”。情報表示機器としての機能が強まる」と話す。今後はFDMに左右のドアミラーの映像も組み込んだ「カメラモニタリングシステム」(CMS)の提案も強化する。
FDMは後方カメラの映像をルームミラーに表示し、緊急時などは通常の鏡に切り替えられる。内製するカメラやモニター技術などにより、通常のルームミラー以上の視界と視認性を確保する。
このほどスバルのスポーツワゴン「レヴォーグ」とトヨタの高級車ブランド「レクサス」の旗艦セダン「LS」にFDMが採用された。2020年をめどに、既存製品も含むディスプレーミラーの年産台数を従来比3倍超の500万台に引き上げる考えだ。
既にカーナビの進路情報などを表示できる第2世代の開発も進めている。日本法人のジェンテックス・ジャパン(名古屋市東区)の西嶋一彦社長は「ルームミラーは常に運転手の視界に入る“一等地”。情報表示機器としての機能が強まる」と話す。今後はFDMに左右のドアミラーの映像も組み込んだ「カメラモニタリングシステム」(CMS)の提案も強化する。