商業施設に自動清掃ロボット活用の波がやってきた

  • 0
  • 3
清掃ロボ「CL02」
**三井不動産、大型店舗でデモ
 三井不動産は17日、同社が運営する大型ショッピングセンター「ダイバーシティ東京プラザ」(東京都江東区)に導入したサイバーダインの清掃ロボット「CL02」のデモンストレーションを行った。一般的な人間が搭乗するタイプと比べ大きさはほぼ半分。人工知能(AI)や3次元映像カメラを搭載し、広い空間や壁際に曲線の多い場所でも清掃できる。三井不は使い勝手などを検証後、他の施設でも導入する考え。

 ダイバーシティ東京の敷地面積は約3万2900平方メートルで約150店が入居する。清掃ロボットは同施設の3―5階のフロアを担当する。夜間にフロア移動時間も含め4時間で清掃作業を行う。

 ロボットは人間が動きを教えるティーチングプレーバック機能と自律走行が選べる。センサーで形状をスキャンし、磁気テープやマーカーなしで走行できる。搭載した3次元カメラやAIで進行先の障害物を立体的に検出し回避する動作や、湾曲カーブのガラス張りの場所でも正確な清掃ができる。「カーブやガラス張りが多いこの施設で有用性が認められれば、他の商業施設への展開は容易だ」と三井不動産商業マネジメント(東京都中央区)の安藤誠品質管理・環境推進課長は語る。

 またロボットは“お掃除マップ機能”で清掃した場所をタブレット端末で確認できる。汚れのひどい場所は赤色で表示し「次回は赤い場所を重点清掃するなどで清掃品質を向上できる」(サイバーダインの前川幸士法人営業部部長)という。

日刊工業新聞2018年4月17日


相鉄グループ、新オープン施設に導入


 濃紺のボディーが自動でクリーニングします―。相鉄企業(横浜市西区、佐武宏社長、045・319・2361)は、相模鉄道グループが27日にオープンする横浜市旭区の商業施設「ジョイナステラス二俣川」に情報通信技術(ICT)を活用した自動清掃ロボット(写真)を導入する。外観の色を相鉄線の新しいイメージカラーである「ヨコハマネービーブルー」とした。

 シーバイエス(横浜市中区)の清掃ロボット「TASKIインテリボット スウィンゴボット1650」を1台用意。歩行者や障害物をソナーセンサーで感知し、自動で回避しながら清掃する。安全性を考慮してメロディーを鳴らすことで存在を知らせる。

 相鉄グループは人工知能(AI)やICTを活用した業務の効率化や省力化の検討を進めている。この一環で今後は清掃ロボットの導入拡大も検討する。
「ジョイナステラス二俣川」に導入する自動清掃ロボット

日刊工業新聞2018年4月20日

COMMENT

葭本隆太
デジタルメディア局
ニュースイッチ編集長

自動清掃ロボットを巡っては、活用しやすいビルの設計などについてソフトバンクと日建設計が連携して検討する動きも出てきています。

関連する記事はこちら

特集