ドコモがマンホール型4G基地局を実用化するワケ
人の目につかない観光地などで運用目指す
NTTドコモはマンホール型の第4世代移動通信システム(4G)基地局を開発し、札幌市豊平区で実証試験を始めた。アンテナ設置に適した建物がなく、人の目につかないように通信設備を設置することが困難だった観光地や景勝地で2018年度中の本格運用を目指す。
札幌市の実証ではマンホールふたの下にある縦70センチ×横70センチ×高さ70センチメートルの空間に、縦約29センチ×横17センチ×高さ7・5センチメートル、重さ約15キログラムの無線装置を設置した。
アンテナは地中10センチメートルの深さに設置。装置への光回線の接続、電源の確保は地下埋設した配管で地上から引き込んでいる。
積雪環境下で快適な通信環境を確保し、電波の強さが電波法令を順守した値で安全基準に準拠したマンホールふたの強度であるかを確認している。
鉄製と同様の耐荷重性能T―25規格を満たす樹脂製のふたを用い、半径90メートル程度のサービスエリアを確保できることを確認した。
札幌市の実証ではマンホールふたの下にある縦70センチ×横70センチ×高さ70センチメートルの空間に、縦約29センチ×横17センチ×高さ7・5センチメートル、重さ約15キログラムの無線装置を設置した。
アンテナは地中10センチメートルの深さに設置。装置への光回線の接続、電源の確保は地下埋設した配管で地上から引き込んでいる。
積雪環境下で快適な通信環境を確保し、電波の強さが電波法令を順守した値で安全基準に準拠したマンホールふたの強度であるかを確認している。
鉄製と同様の耐荷重性能T―25規格を満たす樹脂製のふたを用い、半径90メートル程度のサービスエリアを確保できることを確認した。
日刊工業新聞2018年4月12日