格安スマホ事業者のビッグローブ、“IoT新端末”に活路

通信サービスなどセットで提供、20年度に30万台の販売を目指す

 ビッグローブは、モバイル通信サービス「ビッグローブ シム」を使い、企業が手軽にIoT(モノのインターネット)を導入できる端末を発売した。1台で位置情報や加速度、気圧データを収集・送信できるほか、人工知能(AI)連携によるデータ分析も可能。企業のIoT実証から導入までをトータルで支援する。消費税抜きのサンプル価格は1台3万9800円(通信料は別)。2020年度に30万台の販売を目指す。

 新端末「BL―02」は、同社のSIMカードを搭載し、通信機能を持たせた。このほか基本ソフト(OS)にアンドロイドを採用したことで、柔軟性ある設計を可能とした。企業は用途に合わせてアプリケーション(応用ソフト)などを開発し、同端末と連携してIoTサービスとして利用する。用途としては製造工場や物流倉庫における従業員の動線の最適化などの利用を見込む。

「ビッグローブ シム」は、格安スマートフォンサービスとしても提供している。格安スマホ市場が厳しさを増すなか、同社では法人事業に伸びしろがあると見ており、サービス拡大を狙う。

日刊工業新聞2018年4月11日

葭本 隆太

葭本 隆太
04月13日
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携帯大手の攻勢により、格安スマートフォン市場の成長が鈍化する中で、IoT市場に活路を見出すMVNO(仮想移動体通信事業者)の動きが活発になっています。MVNOにはIoT市場でもサービスの差別化が求められそうです。

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