JBICが地銀と距離縮める、今度は中小の海外進出を支援

全国でマッチングイベント

 国際協力銀行(JBIC)は、中堅・中小企業向けビジネスマッチングで地方銀行との連携に乗り出す。3月に開いたマッチングでは広島銀行が参加し、同行の取引先などとカナダ系自動車部品メーカーを引き合わせた。5月にも横浜銀行と連携したマッチングを開く。JBICの国際的なネットワークと地銀の取引網を組み合わせて、地域企業の販路拡大を後押しする。

 3月27日に都内で開いたマッチングでは、カナダからメガサプライヤーのマグナ、ウッドブリッジ、リトマスオートメーションが、日本からはJBICや広島銀の取引先である内山工業(岡山市中区)、ベンダ工業(広島県呉市)、光コム(東京都千代田区)が参加。

 5月もカナダ系自動車部品メーカーとのマッチングを予定しており、広島銀に加え横浜銀行も連携する。日産自動車との取引が多いサプライヤーが参加する見通しだ。このほか中部・北関東周辺の地銀からも引き合いがあるといい、別のマッチングも検討する。

 広島銀担当者は「地元には外資系サプライチェーンにも通用する高い技術を持った企業がたくさんあるが、地銀のネットワークでは販路拡大の支援に限界がある」としており、地域企業のグローバル化をJBICのネットワークを活用して後押ししたい考え。

 JBICは2012年に日本政策金融公庫から独立してから、中堅・中小企業の融資を本格化。17年度にはビジネスマッチングも開始し、地銀との連携を深め中堅・中小分野を強化している。

 中堅・中小企業ユニット(西日本)の田丸伸介ユニット長は「外資系サプライチェーンへの参入や外資系企業との連携は、地域の中堅・中小の販路拡大や事業ポートフォリオの再構築につながる」としている。

日刊工業新聞2018年4月4日

池田 勝敏

池田 勝敏
04月08日
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JBICは中小向けの協調融資でも地域金融機関の協調相手先を増やしており、中小支援を通して地域金融機関との距離を縮めている。

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