経産省が「空飛ぶクルマ」検討開始。製造業の方向性議論

陸海空の交通がつながる時代が来た時、重要な要素に

 経済産業省は19日、産業構造審議会製造産業分科会を開き、製造業向け施策の方向性を議論した。新たに産業育成を始める搭乗型電動飛行機「空飛ぶクルマ」、産業のデジタル化や第4次産業革命に向けた戦略「コネクテッド・インダストリーズ(CI)」、人手不足対策などについて意見を交わした。

 事務局説明で、新分野として空飛ぶクルマの産業育成に乗り出す方針を表明。多田明弘製造産業局長は「陸海空の交通がつながりシームレスに(継ぎ目なく)運営される時代が来た時、重要な要素になる」と理由を述べた。

 デジタル化については、委員から「付加価値の源泉がリアルからバーチャルに移ってきている」とした上で、「ハードウエアの役割を考え直すべきだ」とビジネスモデルの再考を促す意見が出された。

 また別の委員は「仕事があっても人が足りず苦しんでいる中小企業が非常に多い」と指摘。事務局が会合で示したアンケート結果によると、回答企業の9割超が人手不足に直面している。

"空飛ぶクルマ"という夢を実現するために


【CARTIVATOR代表 中村翼×TechShop Japan 代表取締役社長 有坂庄一】
 2020年の世界デビューを目指している、日本発の空飛ぶクルマ「SkyDrive」。開発を手がけているのは、愛知と東京に拠点を構える有志団体「CARTIVATOR(カーティベーター)」です。

 組織の枠を超えて有志が集い、"次世代モビリティー(移動手段)"というイノベーションに挑むその活動に共感した富士通とTechShop Japanがスポンサーとなり、会員制オープンアクセス型DIY工房「TechShop Tokyo」にCARTIVATORの東京拠点が設置されることになりました。

 そこで今回は「未来を創るチカラspecial」をお届け。CARTIVATOR代表 中村翼さんとTechShop Japan 代表取締役社長 有坂庄一の対談を通じて、イノベーションのヒントを探ります。

<自分がクルマからもらった夢を次の世代に>

日刊工業新聞2018年3月20日

昆 梓紗

昆 梓紗
03月21日
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