化粧品最大手の仏ロレアル、カナダのAR企業買収

スマホや店舗でリアルな化粧体験

 世界最大の化粧品会社であるフランスのロレアルは、カナダ・トロントに本社を置く化粧品関連IT企業のモディフェイス(ModiFace)を買収すると16日発表した。モディフェイスは、画面に映った自分の顔で化粧やヘアカラーを本物そっくりに試せる拡張現実(AR)や人工知能(AI)技術を持ち、ほとんどすべての主要化粧品ブランドに採用されているという。買収金額は明らかにしていない。

 ロレアルでは、デジタルサービス加速戦略の一環としてモディフェイスの100%買収に踏み切る。パソコンやスマートフォンでの化粧体験、SNS向けに美しく見えるツールとして使ってもらい製品自体の販売拡大を狙うほか、モディフェイスが開発したAIによる肌診断サービスも含め、化粧品の店内(インストア)販売での差別化につなげる。

 モディフェイスは2007年に創業。70人近いエンジニアや研究者を抱え、3次元バーチャル化粧のAR手法で定評がある。これまでに200本を超える研究論文を発表し、30以上の特許を保有するという。

2018年3月18日付日刊工業新聞電子版
ロレアルの発表

藤元 正

藤元 正
03月18日
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考えてみれば、化粧自体が拡張現実(「仮装」現実?)なわけで、それがデジタル化されるということ。ネット上でのアバター化がさらに進みそう。

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