村田製作所、蓄電池とパワコンが一体の太陽光パネル向けシステム

18年内の量産を計画

 村田製作所は蓄電池とパワーコンディショナー(PCS)を一体化した太陽光パネル向けシステムを開発した。蓄電機能と、電力の変換機能を持つPCSを一体化したことで、太陽光パネルなどで自家消費する電力を節約できる。2018年内の量産を計画しており、まず一般家庭向けの製品を投入する。価格は個別見積もり。将来は産業用の電力向け製品を開発したり、海外で展開したりすることも検討する。

 システム名は「All―in―One蓄電システム」。自社のリン酸鉄リチウムイオン二次電池(LIB)を使用した蓄電池と、PCSを組み合わせ、筐体(きょうたい)に内蔵した。

 このシステムと太陽光パネルを組み合わせると同パネルで発電した電力を自家消費し、そのまま運用することが可能となる。一体化することで効率的な電力消費を実現した。

 外形寸法は幅712ミリ×高さ735ミリ×奥行き324ミリメートル。住宅の内外に設置できる。停電時には自動で自立運転に切り替わる。

日刊工業新聞2018年3月9日

日刊工業新聞 記者

日刊工業新聞 記者
03月11日
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今回の製品は、2017年に買収したソニーの電池事業の技術と、村田製作所の電源技術を融合させた初めての製品。このシステム以外に、充放電ができる直流(DC)/DCコンバーターと蓄電池を一体化した「HVDC蓄電ユニット」も開発した。PCSなどが設置されている家庭に向けて訴求する。

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