マツダ系主力部品メーカー、トヨタグループで存在感

ダイキョーニシカワ・内田成明社長に聞く

 ―2018年度にかけての業況は。
 「プラス要因が多い。マツダは北米で苦戦しているが、全体的には堅調だ。樹脂バックドアを供給するダイハツ工業も、トヨタグループの中で小型車を担当する役割が明確になってきた。18年度も本年度並みを期待している」

 ―18年度までの中期経営計画の業績目標はほぼ達成しました。
 「確かに来年度も、目標をクリアするレベルで推移できそう。取り組んできた改善の効果が見られる。海外でも赤字の地域はなくなってきたし、次に向けた足がかりはできた」

 ―次期中計の方向性と、課題はないのか教えてください。
 「同業他社には業績や品質、生産性などで先を行く企業はまだ多い。業績は外部環境に左右される面もあり、最終年度をやり遂げつつ次の中期計画を固めたい。規模の大小ではなく商品と技術でリードする会社を目指す。樹脂は車の軽量化やモジュール化で注目を集める材料。車の新しい材料技術を提供するトップ集団にいたい」

 ―マツダとトヨタ自動車の米国新工場および電動化への対応は。
 「米国は具体的な進出要請などはまだないが、あれば前向きに検討する。電動化してもインパネやバンパーがなくなることはない。オイルストレーナーはエンジンがなくなると不要になるが、バッテリーカバーなど新しい部品が出てくるはずで、当社も一部で実績がある。ターボの配管部品など、新製品も育ってきた」
(聞き手=広島・清水信彦)

日刊工業新聞2018年2月20日

清水 信彦

清水 信彦
02月20日
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17年度売上高見通し1670億円は6年前の実に2倍。急成長の要因はマツダの好調とダイハツ向け樹脂バックドアという大型部品にある。内田社長は生産のスペシャリストだが、15年の社長就任時に比べてもトーンは明るい。好調はまだ続きそうで来春完成の新本社はその象徴になる。

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