社長の平均年齢、最高更新の「59.5歳」、中小の承継進まない証に…
小規模企業で70歳以上の社長が24・2%
帝国データバンクは、全国の社長の平均年齢が前年比0・2歳高い59・5歳と過去最高を更新したとする調査結果をまとめた。特に年商1億円未満の小規模企業で70歳以上の社長が24・2%と、他の年商規模と比べて高く、事業承継が円滑に進んでいないことがうかがえる。
年商規模別の平均年齢で最も高かったのが「1000億円以上」で60・8歳。「1億円未満」の60・5歳が続いた。ただ、年商1000億円以上の企業の6割弱が60代となり、70歳以上は7・0%と1億円未満の3分の1以下だった。
業種別では「不動産業」が61・5歳と最も高く、70歳以上の割合が29・0%と、他業種に比べ高かった。社長の平均年齢が最も低かった業種は「サービス業」で58・1歳。30代以下の割合が6・1%と、他の業種に比べて高かった。業種細分類別で最も高かったのは「貸事務所業」で65・47歳。以下、「土地賃貸」の65・34歳、「ゴルフ場」の64・97歳が続いた。一方、平均年齢が最も低かったのは「児童福祉事業」で46・41歳。以下、「通信付帯サービス」の48・19歳、「知的障害者福祉事業」の50・77歳となった。
都道府県別で最も高かったのは岩手県の61・6歳で、全国平均を2歳以上上回った。このほか、秋田県の61・4歳、青森県の61・0歳など東北各県が上位を占めた。最も低かったのは三重県の58・3歳だった。
同調査は、18年1月時点の企業概要データベース「COSMOS2」から企業の社長データを抽出。約97万社を業種別などに集計・分析した。
年商規模別の平均年齢で最も高かったのが「1000億円以上」で60・8歳。「1億円未満」の60・5歳が続いた。ただ、年商1000億円以上の企業の6割弱が60代となり、70歳以上は7・0%と1億円未満の3分の1以下だった。
業種別では「不動産業」が61・5歳と最も高く、70歳以上の割合が29・0%と、他業種に比べ高かった。社長の平均年齢が最も低かった業種は「サービス業」で58・1歳。30代以下の割合が6・1%と、他の業種に比べて高かった。業種細分類別で最も高かったのは「貸事務所業」で65・47歳。以下、「土地賃貸」の65・34歳、「ゴルフ場」の64・97歳が続いた。一方、平均年齢が最も低かったのは「児童福祉事業」で46・41歳。以下、「通信付帯サービス」の48・19歳、「知的障害者福祉事業」の50・77歳となった。
都道府県別で最も高かったのは岩手県の61・6歳で、全国平均を2歳以上上回った。このほか、秋田県の61・4歳、青森県の61・0歳など東北各県が上位を占めた。最も低かったのは三重県の58・3歳だった。
同調査は、18年1月時点の企業概要データベース「COSMOS2」から企業の社長データを抽出。約97万社を業種別などに集計・分析した。
日刊工業新聞2018年2月7日