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パナソニック版「OK Google」の可能性と弱点

HEMSの提供者がプラットフォーマーなのか?
パナソニック版「OK Google」の可能性と弱点

グーグルホーム(左)からアイセグ2(右)を介して家電などを操作できる

 パナソニックは、連携できる住宅設備を拡大した家庭用エネルギー管理システム(HEMS)の中核機器「アイセグ2」を3月21日に発売する。モニター付き製品の価格は8万円(消費税抜き)。

 2018年度内にスマートスピーカーやガス給湯器、床暖房システム、電気錠の4機種に対応する。新築に加え、集合住宅やリフォーム工事への提案を増やし、20年度に17年度見込み比2倍の約4万台の販売を目指す。

 スマートスピーカーは米グーグルの「グーグルホーム」と連携。グーグルホームを介して音声で指示し、アイセグ2と連携する家電や住宅設備を操作できる。連携機器は計27種になる。アイセグ2との連携機能を搭載する企業は、18年度内に10社増えて14社となる。
日刊工業新聞2018年1月18日
松木喬
松木喬 Matsuki Takashi 編集局第二産業部 編集委員
「OK グーグル おやすみ」としゃべりかけると照明を消灯してくれるデモをやっていました。消えるまで微妙な間があるのが、何とも言えない感じでした。ところで先日、ある方に言われました。「HEMSの提供者がプラットフォーマーなのか?」と。いろんな機器がつながるのでHEMSがプラットフォームに見えますが、実は違う。「WiーFiがない家庭はどうする」「HEMSで節電ができても、電力会社が電気代を上げたら節約にならない」などなど。結局は何かに依存しており、外部環境に左右されやすい機器という指摘でした。

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