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「あったか~い」「つめた~い」じゃない!アサヒ飲料、常温自販機を年内300台へ

オフィス中心に差別化
 アサヒ飲料は飲料自動販売機でコールド(約5度C)とホット(同50度C)の温度帯に加え、常温(同20度C)でも提供できる新型機(写真)の展開を始めた。現在、40台を設置済みで、2016年末までに300台へ増やす計画。身体の冷え防止などから常温飲料の需要が増えており、販売体制を拡充する。

 夏場にかけ、コンビニエンスストアや一般の自販機ではコールド飲料の販売が中心になる。だが、女性客などは身体の冷えを気にするため、常温飲料の需要が多いという。エアコンが効いているビルやオフィス内を中心に設置台数を増やし、他社と差別化する。

 常温で提供する商品は「アサヒ十六茶」や「なだ万監修旨みの日本茶」「おいしい水」など。設置した自販機では、常温飲料の売上高比率が2割を占めるところもあるという。

 冷やした飲料は「三ツ矢サイダー」をマイナス5度Cで提供する自販機を東京スカイツリー敷地内(東京都墨田区)に1台、15年9月から実験的に設置している。冷やしたサイダーの消費税込みの価格は160円で、1日30本限定。
日刊工業新聞2016年5月18日 建設・エネルギー・生活2面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
最近はコンビニなどでも常温売りしている店舗が増えてきましたが、冷えすぎるオフィスでこそ重宝されそうです。 しかし「あったか~い」でも「つめた~い」でもない常温、同様に表記するとしたら…?

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