日本電産、国内に自動車テストコース新設へ

20年までに。車載部品の開発を加速

 日本電産は2020年までに同社初となる自動車テストコースを国内に新設し、車載部品の開発を加速する。車載事業は20年度に売上高1兆円(16年度は2611億円)を目指す成長事業。ガソリン車に加え、電気自動車(EV)や自動運転車向けで多種多様なモーター、制御機器、センサーなどを手がけ、受注が急拡大している。複数の設計・開発拠点を持つが、テストコースを用いた実証試験は現在、外部施設を借りて実施している。

 永守重信会長兼社長は25日、日刊工業新聞社の取材に応じ、「重要部品を多数手がけており、(コースを)自社で持たないといけない」と強調した。規模や立地は明らかにしていない。「そこそこ額の大きい投資。20年より早い段階で設ける」と話した。

 日本電産はEV向けやプラグインハイブリッド車(PHV)向け駆動用モーターを19年から量産する計画がある。加えて、18年にはプジョーやシトロエンなどを展開する仏グループPSAと合弁会社も設立し、21年にも同モーターをPSA向けに供給することも決まっている。

日刊工業新聞2017年12月26日

尾本 憲由

尾本 憲由
12月27日
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電機業界では日立製作所や三菱電機などがテストコースを持ち、16年にはパナソニックも新設して、次世代車向けの技術開発に取り組んでいる。同じ京都企業では堀場製作所が、テストコースを持つ英国企業を15年に買収している。EV時代に向けた業界の地殻変動は着実に進んでいる。

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