保険も「自動運転時代」に先手、不正アクセス救済など登場

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自動車保険の変革も予測される(コネクテッドカーイメージ)
 自動車保険のコネクテッドカー(つながる車)対応が本格化してきた。2017年の東京海上日動火災保険に続き、三井住友海上火災保険、損保ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ同和損害保険は18年1月の自動車保険改定で対応、サービスを開始する。テレマティクス技術を使った安全運転へのアドバイスや、不正アクセスで発生した被害者を救済する特約を用意。自動運転時代の到来を見据え、サービスを展開していく。

 コネクテッドカーはインターネットに常時接続し、保険会社と運転手の間で双方向・リアルタイムのやりとりが可能。一方で不正アクセスによる誤作動も危惧されている。各社はこの特徴を踏まえたサービスを提供する。

 三井住友海上とあいおいニッセイは、専用車載器とスマートフォンアプリを使った安全運転アドバイスを実施する。高齢の運転者が高速道路を逆走した場合などにアラートを発する。高齢者や免許取り立ての若者が運転している場合に備え、「アラートを家族に通知するサービスも用意している」(三井住友海上)。

 損保ジャパンはドライブレコーダーを使ったテレマティクス特約を用意。運転データに基づくリポートを提供して運転者の安全運転に対する意識向上を促す。事故時に衝撃を自動検知し、綜合警備保障(ALSOK)のガードマンがかけつけるサポートも提供する。

 三井住友海上、損保ジャパン、あいおいニッセイは、自動運転車が不正アクセスされて起こす事故などを想定した被害者救済特約を新設する。「コンピューターウイルスや不正アクセスで自動車が誤作動して事故を起こした場合に被害者を救済する」(損保ジャパン)内容だ。

日刊工業新聞2017年12月1日

COMMENT

完全自動運転車の登場はまだ先で、コネクテッドカーの普及も始まったばかりだが、損保の動きは速い。自動運転車の普及で自動車保険自体のビジネスモデル変革も予測されるなか、先手を打つことで変化への耐性を高めている。 (日刊工業新聞経済部・鳥羽田継之)

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