最新無線タグを導入した航空機部品工場の進化
川重の岐阜工場で本格稼働、生産の進捗管理しやすく
川崎重工業は航空機用部品製造ラインに対して、広範囲な空間をカバーできる無線識別(RFID)システムを導入した。航空宇宙カンパニー岐阜工場(岐阜県各務原市)の航空機胴体パネルの製造ラインで本稼働に入った。
RFIDシステムは日本IBMの「モジックス・スター・システム」。工場内に設置した多数のアンテナを経由して、部品に取り付けたタグからデータを収集し、生産の進捗(しんちょく)管理や所在管理などを支援する。
送信機の座標や受電電波の強度、入射角から、タグの位置を測定し位置情報を収集する。送信機と受信機が分離しているため、送信機の追加で簡単に拡張でき、電源や配線の拡張コストも低減できる。
モジックス・スター・システムは最大2万5000平方メートルという広範囲な空間をカバーでき、タグを付けた商品や人などを200メートル以上離れた遠距離でも感知できる。
タグに電力を供給する機能(送信機)とタグからのデータを読み取る機能(受信機)を独立した装置に分けているため、システム単位で拡張する必要がある一般的なRFIDと比べて柔軟かつ安価だ。
RFIDシステムは日本IBMの「モジックス・スター・システム」。工場内に設置した多数のアンテナを経由して、部品に取り付けたタグからデータを収集し、生産の進捗(しんちょく)管理や所在管理などを支援する。
送信機の座標や受電電波の強度、入射角から、タグの位置を測定し位置情報を収集する。送信機と受信機が分離しているため、送信機の追加で簡単に拡張でき、電源や配線の拡張コストも低減できる。
モジックス・スター・システムは最大2万5000平方メートルという広範囲な空間をカバーでき、タグを付けた商品や人などを200メートル以上離れた遠距離でも感知できる。
タグに電力を供給する機能(送信機)とタグからのデータを読み取る機能(受信機)を独立した装置に分けているため、システム単位で拡張する必要がある一般的なRFIDと比べて柔軟かつ安価だ。
日刊工業新聞2017年11月21日