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最優秀賞はペッパーがソムリエになるアプリ!
「pepper app challenge 2017Autumn」開催
コミュニケーションロボット「ペッパー」のアプリ開発を競うコンテストが開かれた。応募作品から10作品が最終審査に選出され、デモンストレーション、プレゼンテーションを行った。最優秀賞にはチーム「IMJ すまのべ! with SENSY」の「SENSYソムリエ for Pepper」が選ばれた。
「SENSYソムリエ for Pepper」はペッパーがワイン選びをサポートしてくれるアプリ。まずペッパーが試飲を呼びかけ、試飲したワインの味をペッパーに登録すると、自分の味覚傾向が分析される。その後価格や合わせたい料理を選択することで、ペッパーが最適なワインを提案してくれるというもの。実店舗で実証を行ったところ、「SENSYソムリエ for Pepper」を体験したユーザーの40%が購入に結び付いた。同アプリはタブレット版、スマホ版などをリリースしているが、ペッパーが呼びかけることで今までと違った客層を獲得できたという。サービスの完成度の高さ、味覚というレベルの高いAIを導入していることが評価された。
ペッパーとAIの連携を評価した「AIソリューション賞」は唯一の海外チーム「Travics」の「Travel Dreams」。ペッパーが顧客からデータを収集、分析し、写真つきで旅行先を表示、顧客に提案する。すでにオーストラリアの旅行会社とのビジネスを展開している。
IoTを活用しロボットの可能性を高めた作品に贈られる「IoTテクノロジー賞」は「SHANTI & ROK」の「コミュニケーションテーブル」。医療・介護の現場にペッパーを導入する実証を行ってきた経験から、対面式でペッパーのタブレットを使うのではなく、エクスペリアタッチを使い、ペッパーは寄り添う形のアプリを開発した。IoTにとどまらずUXまで考え開発している点が評価された。
「ビジネスイノベーション賞」にはエクスウェアの「TalkQA for Pepper」が選ばれた。「大好きなペッパーが動くデジタルサイネージ化しているのが残念。もっとコミュニケーションを取りたい」という開発者の願いから生まれたアプリ。雑音に強い音声認識、独自開発のAIとワトソンを使用した会話意図認識、アクションが特徴。イオンモールで案内係の実証を行ったところ、雑音の多い環境でも80%以上の音声認識が可能だった。また導入時は40%しか顧客の質問に答えられなかったが、フィードバックの結果90%に答えられるようになった。いろいろな分野への展開が考えられる可能性が高い作品であり、音声認識の高さにも期待が込められた。同作品は審査員賞である「ヤナセ賞」も受賞した。
「MS Cloud Robotics賞」はチーム「ナブアシスト」の「Tenko de Pepper」。運送会社に定められている点呼業務を人に代わってペッパーが行う。アルコールチェック、免許証確認、本人確認などをペッパーの指示に従い進める。人に言われるよりロボットに言われる方が素直に聞けるという。課題に合致したソリューションをビジネス展開が見込める形で実現した点が評価された。
「ウフルenebular賞」はチーム「Youtupper」の「Youtupper」。ロボットもエンターテイナーとして活躍するようになるのでは、という考えからユーチューブのコメント欄に反応してコメントしてくれた人と感情を表示、対応するアプリを開発した。2日間のハッカソンで完成させたアプリだといい、アーキテクチャーを数多く繋げた技術力と応用力が評価された。
「Haneda Robotics Lab賞」は出場した10作品全てに贈られた。
ソフトバンク執行役員 法人事業統括 法人事業戦略本部 本部長の藤長国浩氏は「前回大会はペッパーの能力を引き出すというコンセプトだったが、今回はそれを軽々超える作品ばかりだった」。ソフトバンクロボティクスChief Business Officer 事業推進本部 本部長の吉田健一氏は「この大会は2年程前に開始した。当時は考えられなかったが、今では普通にAIを使うチームが出てくるようになった。技術のスピードがどんどん速くなっているので、これからもやりつづけなればと実感した」と全体講評で話した。
「SENSYソムリエ for Pepper」はペッパーがワイン選びをサポートしてくれるアプリ。まずペッパーが試飲を呼びかけ、試飲したワインの味をペッパーに登録すると、自分の味覚傾向が分析される。その後価格や合わせたい料理を選択することで、ペッパーが最適なワインを提案してくれるというもの。実店舗で実証を行ったところ、「SENSYソムリエ for Pepper」を体験したユーザーの40%が購入に結び付いた。同アプリはタブレット版、スマホ版などをリリースしているが、ペッパーが呼びかけることで今までと違った客層を獲得できたという。サービスの完成度の高さ、味覚というレベルの高いAIを導入していることが評価された。
ペッパーとAIの連携を評価した「AIソリューション賞」は唯一の海外チーム「Travics」の「Travel Dreams」。ペッパーが顧客からデータを収集、分析し、写真つきで旅行先を表示、顧客に提案する。すでにオーストラリアの旅行会社とのビジネスを展開している。
IoTを活用しロボットの可能性を高めた作品に贈られる「IoTテクノロジー賞」は「SHANTI & ROK」の「コミュニケーションテーブル」。医療・介護の現場にペッパーを導入する実証を行ってきた経験から、対面式でペッパーのタブレットを使うのではなく、エクスペリアタッチを使い、ペッパーは寄り添う形のアプリを開発した。IoTにとどまらずUXまで考え開発している点が評価された。
「ビジネスイノベーション賞」にはエクスウェアの「TalkQA for Pepper」が選ばれた。「大好きなペッパーが動くデジタルサイネージ化しているのが残念。もっとコミュニケーションを取りたい」という開発者の願いから生まれたアプリ。雑音に強い音声認識、独自開発のAIとワトソンを使用した会話意図認識、アクションが特徴。イオンモールで案内係の実証を行ったところ、雑音の多い環境でも80%以上の音声認識が可能だった。また導入時は40%しか顧客の質問に答えられなかったが、フィードバックの結果90%に答えられるようになった。いろいろな分野への展開が考えられる可能性が高い作品であり、音声認識の高さにも期待が込められた。同作品は審査員賞である「ヤナセ賞」も受賞した。
「MS Cloud Robotics賞」はチーム「ナブアシスト」の「Tenko de Pepper」。運送会社に定められている点呼業務を人に代わってペッパーが行う。アルコールチェック、免許証確認、本人確認などをペッパーの指示に従い進める。人に言われるよりロボットに言われる方が素直に聞けるという。課題に合致したソリューションをビジネス展開が見込める形で実現した点が評価された。
「ウフルenebular賞」はチーム「Youtupper」の「Youtupper」。ロボットもエンターテイナーとして活躍するようになるのでは、という考えからユーチューブのコメント欄に反応してコメントしてくれた人と感情を表示、対応するアプリを開発した。2日間のハッカソンで完成させたアプリだといい、アーキテクチャーを数多く繋げた技術力と応用力が評価された。
「Haneda Robotics Lab賞」は出場した10作品全てに贈られた。
ソフトバンク執行役員 法人事業統括 法人事業戦略本部 本部長の藤長国浩氏は「前回大会はペッパーの能力を引き出すというコンセプトだったが、今回はそれを軽々超える作品ばかりだった」。ソフトバンクロボティクスChief Business Officer 事業推進本部 本部長の吉田健一氏は「この大会は2年程前に開始した。当時は考えられなかったが、今では普通にAIを使うチームが出てくるようになった。技術のスピードがどんどん速くなっているので、これからもやりつづけなればと実感した」と全体講評で話した。
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