ジェイテクト、新卒技能職の全員が社内訓練校に入学へ

20年めど、組織的に人材育成を徹底

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技能五輪国際大会に「機械製図CAD」に挑んだ土屋友志さん(右)
 ジェイテクトは2020年をめどに技能職で入社するすべての新卒社員を企業内訓練校「ジェイテクト高等学園」に入学させる方針を固めた。企業内訓練校を設置する各社は配属する新入社員を厳選しており、技能職全員を対象にするのは珍しい。あわせて同学園の教育プログラムも生産現場に即して見直す。生産ラインの自動化・無人化や高度化、将来の人材不足を見越し、組織的に人材育成を徹底する。

 ジェイテクトは17年4月に工場などに配属する技能職の新卒社員182人(期間従業員の正社員登用は除く)を採用した。そのうちの36%に当たる65人がジェイテクト高等学園に入学した。

 同学園では1年間で仕事に必要な知識や技能を体得する。現在は入学人数を限っているが、3年程度かけてすべての技能職の新入社員に対象を広げる準備を進める。

 同学園は若手技能者の競技会「技能五輪」に出場する選手の母体ともなり、ヤスリ加工などの基礎技能を中心に教育している。ただ、実際の工場では生産技術の高度化や人手不足の懸念などから自動化・無人化の設備が増えている。

 そのため基礎技能に加え、PLC(プログラマブルロジックコントローラー)やプログラミングなどの技能習得も同学園が担えるカリキュラムに改める。

日刊工業新聞2017年11月15日

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国内では労働人口の減少が予想されており、ジェイテクトは技能職の働き方の高度化を進める。基盤となる同学園の新人教育の体制を整え、保全や製造技術、生産技術へと仕事のレベルを上げる階層別教育も本格化する。 (日刊工業新聞名古屋・今村博之)

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